薬の副作用でおこる歯茎の腫れとは?

こんばんは歯科衛生士の橋本です😄

 

今回は、薬の副作用でおこる歯茎の腫れ(薬物性歯肉増殖症)についてご説明致します!

 

歯周病、歯肉炎で歯茎が腫れることもありますが、お薬の副作用で歯茎が腫れる場合があります

これを『薬物性歯肉増殖症』とよびます。

 

原因となる代表的な薬として

💊高血圧や狭心症に広く適応される

カルシウム拮抗薬(ニフェジピン)

💊抗てんかん薬(フェニトイン)

💊免疫抑制剤(シクロスポリン)

 

 

【歯肉増殖症】は歯肉炎や歯周病にともなう歯ぐきの腫れとは異なり、歯茎が膨らむ症状で、歯ぐきの表面は硬く弾力のある硬さを示すことが多いです。

膨らみ方も大きく、歯の頭の大部分が隠れてしまう場合もあります🦷

 

この薬物性歯肉増殖症(薬物性歯肉肥大)は説明した上記の薬などを服用していて、さらに口の中が不衛生な方に起こりやすいと言われています。

なので、病気で薬をどうしても服用しないといけない事は変える事がなかなか難しいので、口腔内をいつも清潔にしておく必要があります。

それに、歯茎が腫れてしまうとブラッシングがしにくく口腔内の衛生管理が行き届かなくなるため、さらに症状が悪化するという悪循環に陥ってしまうので注意しましょう⚠️

 

再発しやすかったり、治りが悪い場合は、内科医の先生と相談し、服用薬剤の変更をする場合もあります。

しかし、あくまでも全身疾患に悪影響を及ぼさないことが前提です。自己判断で安易に薬剤変更するのは大変危険です。かならず相談してください🦷